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2025.05.01

恐竜の歯

恐竜と言えばティラノサウルスやトリケラトプスなどが有名ですが、他にも様々な地域で、たくさんの種類の恐竜の化石が見つかっています。

それぞれの恐竜は生き延びるために、食べることに直結する「歯」を独自に進化させています。

例えば、ジュラ紀後期に生息していたカマラサウルスは、スプーンのような形をしており、固い葉をこそぎ落として食べていたとされています。葉をすり潰すための臼歯は無く、胃石で食べたものをすり潰して消化していました。

同じ時代の同じ場所に生息していたディプロドクスは、細い鉛筆のような形の歯をしており、同じ竜脚類でも食べ物や食べ方が違っていたようです。

恐竜の歯と言えば、肉を切り裂く鋭い歯を思い浮かべますが、想像以上に多様性に富んでいるので、恐竜の化石を見る機会があったときには、「歯」に着目してみると面白いかもしれません。

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